日本会議批判の菅野完氏が脅迫被害 留守電に「ぶっ殺す」

2016年6月24日 10時26分 日刊ゲンダイ
http://news.livedoor.com/article/detail/11681375/

本会議の研究 (扶桑社新書) 新書20160430
(画像;日本会議の研究 (扶桑社新書) 新書 – 2016/4/30 菅野 完 (著) アマゾン)

 安倍内閣の主要閣僚の約8割が関連団体に名を連ねる右派団体「日本会議」を徹底解明した新書「日本会議の研究」(扶桑社)。約2カ月前の発売直後から注目を集め、今やベストセラーとなっている。その著者・菅野完氏が脅迫被害を受ける“衝撃事件”が起きた。本人が語る。

「今月20日、日本会議の正会員を名乗る人物から脅迫電話がありました。警視庁麻布警察署に被害を申告するとともに録音データなどの証拠を提出してきました」

 菅野氏は日本会議を、さまざまな場所で〈巨大な組織に見えるが中身は空っぽ〉〈言説があまりに幼稚でレベルの低い組織〉などと一刀両断にしている。

■卑劣な言論弾圧には屈しない

 一方で著書に自分の住所と携帯電話番号を公表しており、「右派団体を敵に回して大丈夫なの?」という声も一部で上がっていた。ただ、これまで抗議の電話などは一切なかったという。

「出版元の扶桑社に『日本会議事務総長・椛島有三』名義で出版の差し止め書が届いたりはしましたが、私個人に対する攻撃や嫌がらせはありませんでした」

 そんな状況が一変した。

「携帯電話に着信があり、出ると『おまえの本を読んだ。あれを出版したことで身辺におかしなことが起きていないか?』と言うのです。一応、相手は名乗りましたが、突然のことだったため、メモできませんでした。それでも私が日本会議の仕業と確信したのは、相手が『俺は正会員だ』と言ったからです。日本会議には“正会員”“維持会員”“篤志会員”など会員の種別があり、いわゆるタダの“会員”はいないのが特徴です」

 菅野氏が「これは脅迫電話ですか?」と相手に問いただすとガチャリ。しばらく出られないでいると、留守電に「おいテメー。ぶっ殺すゾ、この野郎」という怒鳴り声が残されていたという。恐怖を感じ、その足で警察に向かい、被害届を出したそうだ。

「私は逃げも隠れもしないという意味を含めて、自分の電話番号を公表しています。いつかこのような脅迫があるかもしれないと覚悟していました。というのも、日本会議の取材を通じ、運動に参加してる人たちの多くが物事を多角的に見られず、レベルが低いことを知ったからです。案の定、彼らは私の言論に対して脅迫行為に出た。ただ私は筆を曲げるつもりは一切ありません。野蛮で卑劣な言論弾圧には徹底的に抗議し続けてまいります」

 安倍首相もマスコミ相手にしばしばブチ切れるが、政権の“黒幕”と称される日本会議も根っこは同じ。

 今回の事件で馬脚を現したのだ。警視庁は近く、菅野氏の被害届を受理し、捜査に乗り出すとみられている。

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